興和(八戸)に奨励金 「あおぎんチャレンジプログラム」事業化第1号 

目録を贈呈された佐々木公雄代表(中)=8日、青森市
目録を贈呈された佐々木公雄代表(中)=8日、青森市
青森銀行は8日、青森市の本店で、青森県内のものづくり分野の新規事業を支援する「あおぎんチャレンジプログラム」に採択された建設コンサル業の興和(八戸市、佐々木公雄代表)に対し、奨励金100万円を贈呈した。同社が開発した森林資源を把握するシステ.....
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 青森銀行は8日、青森市の本店で、青森県内のものづくり分野の新規事業を支援する「あおぎんチャレンジプログラム」に採択された建設コンサル業の興和(八戸市、佐々木公雄代表)に対し、奨励金100万円を贈呈した。同社が開発した森林資源を把握するシステムの事業化に向けた奨励金で、同プログラムによる事業化は第1号となる。[br][br] 同プログラムは先進的な技術を活用し、新規事業に挑戦する事業者を支援しようと2019年度に開始。計画から事業化までを外部専門機関などと協力して支援するのが特徴で、採択時に50万円、試作品完成時などに最大100万円を支給し、3年程度で事業化を目指す。[br][br] 興和の事業は19年度に採択。小型無人機ドローンを使った測量のノウハウを生かして、レーザー計測用のドローンで森林を撮影し、木の本数や種類などを把握するシステムを構築した。[br][br] 県産業技術センター林業研究所(平内町、木村公樹所長)と共同で研究。人力で行っている森林調査をドローンで行うことで省力化が図られ、正確な情報把握により森林の適正な売買や再造林が期待できる。[br][br] この日は、同行ビジネスパートナー部の長内琢己部長が佐々木代表に目録を贈呈。取材に対し佐々木代表は「管理しやすくなるだけでなく、稼げる林業の実現に貢献できればうれしい。今年4月には事業を開始したい」と述べた。目録を贈呈された佐々木公雄代表(中)=8日、青森市