【スケート国体】ロングスパート鮮やか 国体7度目、初の表彰台

【成年男子1500メートル決勝】1分49秒66で準優勝した山本大史(右)=岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場
【成年男子1500メートル決勝】1分49秒66で準優勝した山本大史(右)=岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場
高校1年から通算7度目の国体で初の表彰台だ。成年男子1500メートルで、青森県のエース・山本大史(八戸西高―明大)が後半に鮮やかなロングスパートを決めて準V。「近年は(青森の)成年が結果を出せていなかっただけに、狙っていた」と“氷都代表”の.....
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 高校1年から通算7度目の国体で初の表彰台だ。成年男子1500メートルで、青森県のエース・山本大史(八戸西高―明大)が後半に鮮やかなロングスパートを決めて準V。「近年は(青森の)成年が結果を出せていなかっただけに、狙っていた」と“氷都代表”のプライドをにじませた。[br][br] 思うようにいかない展開だった。序盤は「集団の後ろに付いて、終盤に力を残したかった」が、くじ引きで決まるスタート位置の関係で、集団前方でのレースを強いられた。自分よりもスプリント力のあるライバルたちが積極的に行かず、ペースも予想外に落ち着いた。[br][br] それでも、冷静にできることを貫いた。機をうかがいながら中盤に責任先頭を完了すると、残り1周半で「最後のスプリント勝負では勝てない」と腹をくくり、思い切って前に出た。後方で体力を温存していた選手に土壇場でかわされたが、責任先頭完了者の中では2位。「優勝を狙っていたが、あの展開でできることはやった」と納得の表情を浮かべた。[br][br] 最終日は5000メートルが控える。「次こそは頂点を」。そう話す表情に、エースとしての強い決意がにじんでいた。【成年男子1500メートル決勝】1分49秒66で準優勝した山本大史(右)=岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場