宿泊者数14・4%減 入り込み客数は27・2%減/12月青森県内観光

青森県は29日、昨年12月の観光統計調査(速報値)の結果を公表した。県内主要宿泊施設(75カ所)の延べ宿泊者数は、前年同月比14・1%減の13万868人。県内主要観光施設(35カ所)の延べ入り込み客数は、27・2%減の43万6917人だった.....
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 青森県は29日、昨年12月の観光統計調査(速報値)の結果を公表した。県内主要宿泊施設(75カ所)の延べ宿泊者数は、前年同月比14・1%減の13万868人。県内主要観光施設(35カ所)の延べ入り込み客数は、27・2%減の43万6917人だった。県観光企画課は、国の観光支援事業「Go To トラベル」が年末に停止した影響が大きいとしながらも、「県の宿泊キャンペーンが下支えし、減少幅は抑えられた」との見方を示した。[br][br] 新型コロナウイルス発生後の観光動向は、緊急事態宣言が出された4、5月は前年比7割以上減。6月以降は、感染状況に左右されながらも、国や自治体の需要喚起策で回復傾向が続いてきた。[br][br] 宿泊者数を地域別に見ると、西北地域(9カ所)が1万4402人(前年同月比1・2%増)と好調だった。県南地方では、八戸市(17カ所)3万480人(15・0%減)、上北地域(9カ所)2万6794人(7・3%減)、下北地域(12カ所)1万1864人(16・2%減)だった。[br][br] 観光施設の延べ入り込み客数は、むつ市観光交流センター「安渡館」が3052人(13・6%増)と客足が伸びた。八戸市の八食センターは16万6995人(28・5%減)、十和田市の石ケ戸休憩所は5501人(29・9%減)。[br][br] 先行きについて、県は「緊急事態宣言やトラベル事業停止などの影響が懸念される。好調だった県の宿泊キャンペーンの効果を期待したい」と述べた。