医療的ケアの支援体制構築を 多職種集いセミナー/下北地区

医療的ケアを必要とする子どもと保護者への支援充実に向け、多職種の支援者が連携する大切さを確認したキックオフセミナー
医療的ケアを必要とする子どもと保護者への支援充実に向け、多職種の支援者が連携する大切さを確認したキックオフセミナー
下北地区こども発達相談連絡協議会(会長・湯田秀樹青森県立むつ養護学校長)は23日、むつ市の下北文化会館で「しもきた医療的ケア支援ネットワークキックオフセミナー」を開いた。医療的ケアを必要とする子どもと保護者への支援を充実させるため、参加者が.....
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 下北地区こども発達相談連絡協議会(会長・湯田秀樹青森県立むつ養護学校長)は23日、むつ市の下北文化会館で「しもきた医療的ケア支援ネットワークキックオフセミナー」を開いた。医療的ケアを必要とする子どもと保護者への支援を充実させるため、参加者が互いに連携する大切さを確認した。[br][br] 医療的ケアに携わる各分野の支援者がお互いを理解し、必要な情報を共有できる支援体制構築などが目的。下北地域の看護師、保健師、教員、福祉施設職員、行政職員など約70人が参加した。[br][br] 最初にむつ養の教員が医療的ケアの現状として、同校に通う児童と生徒の事例を発表。口腔のたん吸引などケアの様子を含め、学校での1日の流れを紹介した。[br][br] 続いて八戸市立市民病院小児看護専門看護師で、青森県医療的ケア児支援体制多職種コンサルテーションチームに所属する奥寺さおりさんが講演。[br][br] 八戸地域での取り組みを紹介し、教育、福祉、行政、医療の多分野の職種で関わることで「自分だけでは見えない物事が見え、自分だけではできないことができる」などと強調。その上でお互いの役割を知る大切さに触れ、「子どもと家族により良い環境を提供でき、ケアができる」などと説明した。[br][br] 湯田会長によると、下北地域では医療的ケア児を対象にした放課後デイサービス、送迎支援、短期入所などの事業所がまだ少なく、「本人や保護者が将来の不安なく安心して生活できるよう、セミナーをきっかけにサービスの充実が図られれば」と話していた。医療的ケアを必要とする子どもと保護者への支援充実に向け、多職種の支援者が連携する大切さを確認したキックオフセミナー