【十和田市長選】小山田氏4選 中野渡氏に大差 投票率は過去最低

4選を飾り万歳三唱する小山田久氏=24日午後11時ごろ、十和田市
4選を飾り万歳三唱する小山田久氏=24日午後11時ごろ、十和田市
十和田市長選は24日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の小山田久氏(74)=自民、公明党推薦=が1万3918票を獲得し、共産党新人の政党役員中野渡旬氏(72)に1万114票の大差をつけ、4選を果たした。投票率は34・78%と2009.....
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 十和田市長選は24日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の小山田久氏(74)=自民、公明党推薦=が1万3918票を獲得し、共産党新人の政党役員中野渡旬氏(72)に1万114票の大差をつけ、4選を果たした。投票率は34・78%と2009年の前回(66・32%)を31・54ポイント下回り、旧市時代も含めて過去最低となった。[br][br] 前回選挙戦が行われた09年は、小山田氏が当時の現職と新人を破り、初当選。12年ぶりの選挙戦となった今回は、小山田氏の3期にわたる市政運営に対する評価が最大の争点となった。[br][br] 小山田氏は、市議会21人中、二大会派の19人が結成した支援市議団や、地元選出県議らによる選挙態勢を構築。初めて自民十和田市支部と政策協定を結んで臨んだ。公約にデジタル化を活用した市民サービスの向上や、移住・定住促進による人口減少対策など55項目を掲げた。3期の実績を強調しつつ、「未来に向けて着実に」を基本理念に、市政継続の必要性を訴えた。[br][br] 新型コロナウイルスの感染防止対策として個人演説会の開催や支持者の動員を控えなければならなかったが、結果的に安定した支持基盤を発揮。多選批判もかわして勝利を収めた。[br][br] 午後10時半ごろ、当選の報を受けた小山田氏は、同市西一番町の事務所で勝ちどきを上げ、「厳しい選挙選だった。再度選んでいただき、責任の重さを感じている」と喜びを語った。[br][br] 同市長選初挑戦だった中野渡氏は、出馬表明が告示直前だったことなどから、支持が広がらなかった。同市東四番町の事務所では「力及ばず、応援していただいた市民に申し訳ない」と敗戦の弁を述べた。4選を飾り万歳三唱する小山田久氏=24日午後11時ごろ、十和田市