青森県などは23日、新たに9人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。全員が軽症か無症状。八戸市関連は計4人で、このうち市内在住の70代と60代の女性は、三戸地方保健所管内の入居型介護施設の利用者または従業員。同一敷地内の入居型介護施設と合わせ、感染者が計6人となったことから、県はクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。県内の累計感染者数は677人。[br][br] 県と市によると、複数の従業員が両施設の業務に従事。感染者の中では、21日に陽性が確認された市内の60代女性が両施設を行き来していた。両施設の利用者や従業員の検査は全て終了し、6人以外は陰性だった。[br][br] 同市でほかに感染が判明したのは、21日から市内に滞在している九州地方在住の60代と70代の男性2人。22日に感染が発表された60代男性と車で行動を共にしていた。[br][br] また、青森市の高校クラスター関連で五所川原管内の10代=性別非公表=が感染し、五所川原管内の保育施設クラスター関連で同管内の50代女性と10歳未満=性別非公表=の陽性が判明した。[br][br] 弘前管内では30代女性1人が感染し、経路は調査中。青森市の80代以上男性は感染者の接触者として検査し陽性が分かった。[br][br] 一方、八戸市保健所は21日に感染が判明した市立市民病院の医師が診察した内分泌糖尿病科の外来患者10人程度の陰性を確認。さらに50人程度の検体を採取し、24日以降に結果が判明する見通し。院内で接触の可能性があった職員約30人と入院患者約20人も順次検査する。