荷さばき施設A棟 八戸市、うろこ除去設備とクレーン設置の成果報告

八戸市第3魚市場荷さばき施設A棟の活用促進を目指す稼働率向上検討会の実行部会(武輪俊彦部会長)は20日、市水産会館で会合を開いた。市側がA棟でこのほど試行したマイワシの水揚げと、岸壁に付けた大型クレーン車による水揚げ作業について報告、出席し.....
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 八戸市第3魚市場荷さばき施設A棟の活用促進を目指す稼働率向上検討会の実行部会(武輪俊彦部会長)は20日、市水産会館で会合を開いた。市側がA棟でこのほど試行したマイワシの水揚げと、岸壁に付けた大型クレーン車による水揚げ作業について報告、出席した漁業者と意見を交わした。[br][br] 会合は非公開。閉会後の市への取材によると、先月の試験では小型巻き網船の協力を得てイワシ33トンを水揚げし、除去したウロコは80キロ。懸念された魚体の損傷は問題なく、ウロコによる機械の故障もなかったという。出席者からは「施設洗浄の徹底が必要」といった意見が出た。[br][br] クレーン車はフィッシュポンプの設置に活用し作業時間を短縮する狙い。昨年11月に試験が行われた。漁業者からは、既にクレーンを装備している大中型巻き網船には効果が薄いが、小型巻き網船では有効との指摘があった。ただ、大中型船の水揚げが前提のA棟で今後、小型船を受け入れるかどうかは未定という。[br][br] 市水産事務所は3月までに国へ提出予定のA棟運用の改善計画に、これらの取り組みを盛り込む方針。茨島隆所長は「漁業者の意見を踏まえた計画を作りたい」と話した。