パソコン購入入札で談合疑い 西目屋村長、3回目の逮捕

関 和典容疑者
関 和典容疑者
西目屋村が発注したパソコン購入の指名競争入札で、特定の業者に落札させるよう便宜を図ったとして、弘前署と青森県警捜査2課は14日、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで、村長の関和典容疑者(53)=同村田代稲元=を再逮捕した。逮捕.....
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 西目屋村が発注したパソコン購入の指名競争入札で、特定の業者に落札させるよう便宜を図ったとして、弘前署と青森県警捜査2課は14日、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで、村長の関和典容疑者(53)=同村田代稲元=を再逮捕した。逮捕は3回目。また、入札で有利になるよう関容疑者に働き掛けたとして、公契約関係競売入札妨害の疑いで、青森市のソフトウエア販売会社代表の会社役員土岐恒純容疑者(53)=同市佃3丁目=を逮捕した。県警は2人の認否を明らかにしていない。[br][br] 関容疑者の再逮捕容疑は、2019年10月18日に行われた村が発注する村立西目屋小の教職員用パソコン購入の指名競争入札で、土岐容疑者の会社が落札できるよう有利な入札業者を選定するなどした疑い。[br][br] 土岐容疑者の逮捕容疑は、自社が落札することを承諾すると見込まれる入札業者を関容疑者に選定させ、落札した疑い。[br][br] 県警によると、問題となった物品は同校の教職員用ノートパソコン14台とデスクトップパソコン1台など。契約金額は305万8千円(税込み)で、予定価格は非公表だった。入札には数社が参加していた。[br][br] 村によると、基本ソフトの更新時期が迫り、パソコンを買い換えた。[br][br] 一方、青森地検は14日、関容疑者を官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の罪で、建設機械販売などを手掛ける「小山内重整備」(弘前市)の元会社役員小山内崇雅容疑者(48)=同市藤内町=を公契約関係競売入札妨害の罪でそれぞれ起訴した。[br][br] 起訴内容によると、関被告は村発注の除雪用重機購入の指名競争入札で、19年8月下旬ごろ、小山内被告に予定価格が2650万円であることを電話で教示。同29日に行われた入札で予定価格に近い2575万920円で落札させたとしている。小山内被告は電話で予定価格を伝えられ、当時勤務していた会社に落札させたとしている。[br][br] 村議会は15日に臨時会を開き、村長の辞職に同意する見通し。弘前署は同日、2人を送検する。関 和典容疑者