東電常務が東通村長訪問/原発建設「年度内に見通し」 

小早川智明社長の所感を越善靖夫村長(左)に手渡す宗一誠常務執行役青森事業本部長=13日、東通村役場
小早川智明社長の所感を越善靖夫村長(左)に手渡す宗一誠常務執行役青森事業本部長=13日、東通村役場
東京電力ホールディングスの宗一誠常務執行役青森事業本部長は13日、年始のあいさつで東通村役場に越善靖夫村長を訪ねた。東日本大震災後、工事が中断する東通原発1号機について、宗常務は「(東芝と日立製作所、中部電力を含めた4社で進めている)共同事.....
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 東京電力ホールディングスの宗一誠常務執行役青森事業本部長は13日、年始のあいさつで東通村役場に越善靖夫村長を訪ねた。東日本大震災後、工事が中断する東通原発1号機について、宗常務は「(東芝と日立製作所、中部電力を含めた4社で進めている)共同事業化も含め、早期建設に向けた取り組みを加速化している。本年度末までには今後の見通しを示したい」と伝えた。[br][br] 宗常務は新型コロナウイルス感染拡大防止で来村がかなわなかった小早川智明社長の所感を伝達。東通原発について、同社の電源構成の最適化のみならず、今後の脱炭素化社会の実現、電力のレジリエンス(強靱(きょうじん)化)の観点からも非常に重要で大切な電源―と説明した。[br][br] 同社が青森行動計画で示した、村が目指す将来像を共に実現する取り組みとして「当社の原子力事業の基盤整備と、村の持続的な発展を共に実現していくような取り組みを一緒に進められたら」とも伝えた。[br][br] これに対し、越善村長は工事中断から10年がたち、地域経済や村財政に影響が及んでいることに触れ、「これからの原発の見通し、行動計画の中でうたっている将来像の見通しについて早めに示してほしい」と要望した。小早川智明社長の所感を越善靖夫村長(左)に手渡す宗一誠常務執行役青森事業本部長=13日、東通村役場