異例、1月にサバ230トン水揚げ/八戸港

1月では異例といえる大中型巻き網船団によるサバの水揚げ作業=12日、八戸市第1魚市場
1月では異例といえる大中型巻き網船団によるサバの水揚げ作業=12日、八戸市第1魚市場
八戸港に12日、大中型巻き網船団の運搬船「第17惣寶丸」(340トン)がサバ230トンを水揚げした。1月に入って同港に巻き網船団がサバを水揚げするのは6年ぶり。入札の結果、10キロ当たり1540~1489円で取引された。 サバは千葉県銚子沖.....
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 八戸港に12日、大中型巻き網船団の運搬船「第17惣寶丸」(340トン)がサバ230トンを水揚げした。1月に入って同港に巻き網船団がサバを水揚げするのは6年ぶり。入札の結果、10キロ当たり1540~1489円で取引された。[br][br] サバは千葉県銚子沖で漁獲された。銚子沖では同日、全国の船団35カ統が計1万1125トンを漁獲し、太平洋岸の主要港へ分散水揚げした。八戸では漁場から遠いため千葉県や宮城県などの漁港より数量が少なく、入札では高めの値が付いたという。[br][br] 市場関係者によると、サイズは600~400グラムの大型が約7割、缶詰に適した400~300グラムが約3割。大半が加工用で、一部は鮮魚として出回る見込み。仲買人らは「大きくて脂も乗っている」と口をそろえた。[br][br] 太平洋沿岸の巻き網船団のサバ漁は年々、本格化が遅れる傾向にある。同日の操業では各船とも十分な漁獲に恵まれ、関係者は「今季はずっと魚影が薄かったが、ついに“本当の群れ”が来た」と話す。[br][br] 八戸魚市場市場部の副島勝明課長は「岸壁の除雪を徹底し万全の態勢で船を受け入れた。今後も八戸港の水揚げが増えてくれれば」と期待を寄せた。1月では異例といえる大中型巻き網船団によるサバの水揚げ作業=12日、八戸市第1魚市場