八戸市第3魚市場で八戸港の初売り 計18・9トン上場

八戸市第3魚市場で行われた今年最初の競り=5日
八戸市第3魚市場で行われた今年最初の競り=5日
八戸市第3魚市場で5日、2021年の八戸港の初売りが行われた。小型イカ釣り船や定置網船が水揚げしたスルメイカやサケ、サバなど計18・9トン(前年比3%増)が上場され、総額1398万円(同19%増)で取引。競り人と仲買人が威勢の良い声を響かせ.....
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 八戸市第3魚市場で5日、2021年の八戸港の初売りが行われた。小型イカ釣り船や定置網船が水揚げしたスルメイカやサケ、サバなど計18・9トン(前年比3%増)が上場され、総額1398万円(同19%増)で取引。競り人と仲買人が威勢の良い声を響かせ、市場は活気づいた。[br][br] この時期、主力の底引き網船は、しけのため2年連続で休漁。数量ではやや寂しいスタートながら、主に小型船が近海で漁獲した多様な魚が販売された。[br][br] 八戸魚市場によると、スルメイカは3・1トンが上場され、高値が1箱(5キロ)20匹入り6千円。定置網のサケは2600匹の水揚げがあり、入札の結果、10キロ当たりでメス1万5800円の値を付けた。[br][br] 数量不足から高止まりしているサケ以外、浜値は総じて低調で、仲買人は「値段は年末と同じ水準」「新年のご祝儀相場はない」などと話した。新型コロナウイルスによる需要減の影響が続いている側面もあるという。[br][br] 販売に先立ち初売り式が開かれ、漁業関係者ら約200人が出席した。市場開設者の小林眞市長は「今後も水産物のブランド化に取り組む」とあいさつ。八戸魚市場の川村嘉朗社長は「漁の安全を願う」と語った。八戸市第3魚市場で行われた今年最初の競り=5日