青森県内の20年交通事故死、最少見込み 外出自粛影響も

2020年の青森県内の交通事故による死者数は28日現在で27人と前年の37人を10人下回り、現在の統計方法になった1966(昭和41)年以来、最少となる見込みだ。 20年は新型コロナウイルスの感染が拡大し、県内でも外出を自粛する人が目立った.....
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 2020年の青森県内の交通事故による死者数は28日現在で27人と前年の37人を10人下回り、現在の統計方法になった1966(昭和41)年以来、最少となる見込みだ。[br][br] 20年は新型コロナウイルスの感染が拡大し、県内でも外出を自粛する人が目立った。減少理由について、県警は広報活動の成果を強調すると共に「新型コロナが影響した可能性も否定できない」としている。[br][br] 県警交通企画課によると、20年は交通事故死者数全体の半数以上を65歳以上の高齢者が占めた。この傾向は例年と変わらないが、事故発生件数2403件(前年同日比368件減)、負傷者数2903件(444件減)=いずれも27日現在=も最少となる見込みだ。[br][br] 警察署別の死者数(28日現在)は、十和田が前年比2人増の5人で最多。青森が4人、七戸と弘前が3人と続いた。ほかの県南地方の各署では八戸1人、三沢2人、三戸1人、むつ1人。野辺地、五戸、大間はゼロ。[br][br] 同課の高橋肇次長は「重傷や死亡につながりやすい歩行者と車の衝突事故を減らすことが今後の目標。歩行者保護の意識を持ってもらえるようドライバーに呼び掛けていく」と話した。