ホウレンソウ「寒立菜」収穫盛ん/東通

寒立菜の出荷作業をする山﨑孝悦さん
寒立菜の出荷作業をする山﨑孝悦さん
東通村がブランド化に取り組む「寒立菜(かんだちな)」の収穫が、村内で盛んに行われている。収穫前に寒気にさらし、糖度や栄養成分を高めたホウレンソウで、栽培4年目となる本年度は、下北管内以外の市場にも試験的に出荷して浸透を図る。 寒立菜は「まほ.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 東通村がブランド化に取り組む「寒立菜(かんだちな)」の収穫が、村内で盛んに行われている。収穫前に寒気にさらし、糖度や栄養成分を高めたホウレンソウで、栽培4年目となる本年度は、下北管内以外の市場にも試験的に出荷して浸透を図る。[br][br] 寒立菜は「まほろば」という品種。村が冬野菜の付加価値向上を目指す取り組みの一環で、2017年度に栽培が始まった。2週間以上、地温が8度以下になるような寒気にさらすことで、糖度やビタミンC、ポリフェノールなどが高まるという。村では最低でも糖度7度以上を出荷基準としている。昨年度は2858キロを収穫した。[br][br] 当初は4農家で始まったが、本年度は11農家が作付け。面積も約60アールと当初より約35アール拡大した。本年度は村産業振興公社が集出荷を担い、ブランド確立に向けた取り組みとして、八戸中央卸売市場や弘果弘前中央青果、東京・大田市場、仙台市中央卸売市場にも初出荷してPRに努めるほか、市場の反応を探る。[br][br] 24日は同村目名の山﨑孝悦さん(60)のビニールハウスでも収穫が始まった。山﨑さんは「今年もおいしくできている。全国で味が評価され、農家所得向上と栽培農家の拡大につながってほしい」と願っていた。寒立菜の出荷作業をする山﨑孝悦さん