青森県教委は25日、今年3月に県内の高校を卒業した生徒の進路状況(5月1日現在)を発表した。大学や短大への進学率は46・6%(前年比0・4ポイント増)で過去2番目に高かった。ただ、全国平均55・8%より低く、都道府県順位は前年と同様の34位。就職率は30・1%(1・1ポイント減)だった。[br][br] 卒業者数は1万1314人(160人減)で、大学や短大へ進学したのは5276人(26人減)。このうち大学への進学者は4616人(37人増)、短大への進学者は534人(64人減)だった。[br][br] 県内の国公私立大に進学したのは1785人。進学者が多かった国公立大は弘前大440人、青森公立大182人など。私立大では八戸工業大201人、青森中央学院大198人などが多かった。[br][br] 大学進学率が5割以上の高校は県立、私立合わせて25校。八戸の89・1%が最も高く、三本木85・8%、青森84・7%と続いた。[br][br] 一方、就職者3400人(177人減)のうち、県内は1869人、県外は1531人。県外の就職先を都道府県別に見ると、最も多いのは東京の667人。次いで宮城281人、神奈川162人などとなった。 特別支援学校高等部の卒業者数は259人。内訳は就職者83人、大学などへの進学者2人など。[br][br] 県教委は同日、今春の中学校卒業者の進路状況(5月1日現在)も公表した。卒業者1万757人のうち、高校等への進学者は1万683人。進学率は99・3%(0・1ポイント増)で過去最高だった。