中2の4割が学習に不安 コロナが背景/青森県教委調査

青森県教委は22日、県内の小学5年生と中学2年生を対象に行った2020年度学習状況調査の結果を発表した。新型コロナウイルスの影響による今年3~5月の一斉休校を受けて今後の学習に不安があるかという質問に対し、中学2年生では39%が「ある」と回.....
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 青森県教委は22日、県内の小学5年生と中学2年生を対象に行った2020年度学習状況調査の結果を発表した。新型コロナウイルスの影響による今年3~5月の一斉休校を受けて今後の学習に不安があるかという質問に対し、中学2年生では39%が「ある」と回答した。調査結果は今後、小中学校に配布する予定で、県教委学校教育課の担当者は「各学校の実態と照らし合わせて対応を進めてほしい」としている。[br][br] 調査は8月に実施した。休校した分の授業時間を確保するため、各教科のテスト形式の調査は中止。学習への意識や理解度、休校中の生活や学習の状況を問う質問紙調査のみ実施した。対象は小5が9266人、中2が9885人。[br][br] 一斉休校を踏まえ、「今後の学習に心配や不安があるか」との質問には、小5は「すごくある」「どちらかといえばある」と回答したのが計24%だったのに対し、中2は「すごくある」が6・5%、「どちらかといえばある」は32・5%に上った。同課の担当者は「中学生では勉強と部活の両立、進路のことを考えて不安になる生徒が多いのでは」と推測する。[br][br] 「休校中も学校へ行く時と同じ時間に起床・就寝できたか」との質問に、「できた」「だいたいできた」と回答した小5は計65・6%。中2は計52・4%だった。[br][br] 休校中に取り組んだ家庭学習では学校が配布したプリントが小中ともに最多。一方、情報通信技術(ICT)を使って問題などを解く学習に取り組みたいと答えた割合は小5で43・6%、中2で46・9%だった。