青森県南17市町村 収量が前年割れ/20年産米

農林水産省東北農政局が22日発表した青森県の2020年産米の市町村別統計によると、県南21市町村のうち、十和田市など17市町村で10アール当たりの収量が前年を下回った。県農業再生協議会が生産量目安で主食用米の減量を進めたことや、好天に恵まれ.....
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 農林水産省東北農政局が22日発表した青森県の2020年産米の市町村別統計によると、県南21市町村のうち、十和田市など17市町村で10アール当たりの収量が前年を下回った。県農業再生協議会が生産量目安で主食用米の減量を進めたことや、好天に恵まれた前年よりも天候が悪かったことなどが要因とみられる。[br][br] 10アール当たりの収量と作付面積全体の収穫量は、つがる市がいずれも市町村別で10年連続県内トップ。収量は680キロ(前年比1キロ減)、収穫量は5万3100トン(200トン増)だった。収量ではコメを作付けする東北管内224市町村の中でも1位だった。[br][br] 県南地方では、収量は六戸町の602キロ(6キロ増)が最高。収穫量は十和田市の2万1400トン(200トン増)が最も多かった。風間浦村は332キロ(43キロ減)、10トン(1トン減)で共に県全体で最低だった。[br][br] 東北農政局青森県拠点によると、8月下旬から9月まで高温が続いた影響により、県産米の中でも暑さに弱い品種「つがるロマン」を生産する三戸町などで収量が大きく減少した。同町は583キロ(13キロ減)、田子町は559キロ(11キロ減)、南部町は581キロ(9キロ減)だった。[br][br] やませが強かった下北地方も、むつ市456キロ(17キロ減)、大間町395キロ(50キロ減)、東通村479キロ(15キロ減)と収量を減らした。