八戸市議会、遠隔会議システム導入へ

来年3月の「遠隔会議運営システム」導入を目指す八戸市議会がある市庁庁舎=19日
来年3月の「遠隔会議運営システム」導入を目指す八戸市議会がある市庁庁舎=19日
新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、八戸市議会は「遠隔会議運営システム」を導入する。複数の部屋で同時に各種委員会などの会議を行えるようにする仕組みで、会議での「3密」を回避する狙いがある。市議会は今月の定例会で関連予算を可決しており、早け.....
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 新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、八戸市議会は「遠隔会議運営システム」を導入する。複数の部屋で同時に各種委員会などの会議を行えるようにする仕組みで、会議での「3密」を回避する狙いがある。市議会は今月の定例会で関連予算を可決しており、早ければ来年3月の運用開始を目指す。[br][br] 市議会では新型コロナの感染拡大を受け、本会議場への出席議員を半数にし、残りの半数は別室のモニターで見ることにしたり、議員全員協議会での理事者側への質問は紙に書いて提出し、後に回答を受けたりして感染防止策を講じてきた。[br][br] 一方、来年3月の市議会定例会中に予定される予算特別委員会など、全議員が出席し、多くの議員が発言するような場面では、これまでの対策だけでは不十分となる可能性がある―と判断。感染リスクを下げる観点から、システムの導入を決めた。[br][br] 遠隔会議運営システムの導入に当たり、新たにモニターやマイクなどの音声機材などを取り入れ、それぞれの機材を複数の部屋に設置。議員が複数の部屋に分かれても、同時に意見交換ができるようにする。[br][br] これにより、全議員が3密を回避した上で、リアルタイムで質問をしたり、説明を受けたりすることが可能となるという。[br][br] 同システムの導入は青森県内の市町村議会で珍しいといい、市議会事務局は「新型コロナの収束が見通せない中、少しでも感染防止対策につながるような環境を整えたい」と強調している。来年3月の「遠隔会議運営システム」導入を目指す八戸市議会がある市庁庁舎=19日