むつ湾フェリー7年連続D評価 青森県公社等経営評価委報告

青森県は17日、県が出資する22の公社などの経営評価書を公表した。A(おおむね良好)、B(改善の余地あり)、C(改善措置が必要)、D(緊急の改善が必要)の4段階で評価した結果、全て前回からランクに変化はなかった。「むつ湾フェリー」(外ケ浜町.....
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 青森県は17日、県が出資する22の公社などの経営評価書を公表した。A(おおむね良好)、B(改善の余地あり)、C(改善措置が必要)、D(緊急の改善が必要)の4段階で評価した結果、全て前回からランクに変化はなかった。「むつ湾フェリー」(外ケ浜町)は7年連続のD評価で、経営改善の取り組み強化が急務となっている。[br][br] 評価書は各公社の19年度決算について、第三者である県公社等経営評価委員会(委員長・内山清青森中央学院大教授)の検証を基に、県がまとめた。[br][br] 評価の内訳はAが12法人、Bが6法人、Cが3法人、Dが1法人。 D評価のむつ湾フェリーは、外ケ浜町蟹田とむつ市脇野沢を結ぶフェリーを運航。19年度は天候不良による欠航が増加した。債務超過の懸念が続いており、県は公的支援制度の活用や利用者増に向けた営業活動の強化を求めている。[br][br] 県行政経営課によると、19年度は新型コロナウイルスの影響は限定的だったが、20年度は県観光連盟や青い森鉄道、青森空港ビルなど観光・旅客関連の公社に大きな影響が懸念される。[br][br] 同課の八木靖弘副参事は「各公社では少しずつだが改善が見られている。新型コロナがどういう影響を与えるか注視する必要がある」と述べた。