完了時期33年度、総事業費は40億円増の280億円に/八戸駅西土地区画整理事業

八戸市が八戸駅西側で進める八戸駅西土地区画整理事業について、市は15日、事業計画を変更する方針を明らかにした。完了時期を5年延長して2033年度とし、総事業費は40億円増額の280億円に改める。1997年度の着手から今回で6度目の計画変更と.....
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 八戸市が八戸駅西側で進める八戸駅西土地区画整理事業について、市は15日、事業計画を変更する方針を明らかにした。完了時期を5年延長して2033年度とし、総事業費は40億円増額の280億円に改める。1997年度の着手から今回で6度目の計画変更となるが、市は「家屋移転の見通しが立ち、この計画通りに事業を進められるだろう」との認識を示した。[br][br] 同日の市議会建設協議会で公表した。事業期間には約5年間の清算期間が含まれる。今後、計画変更に関する手続きを進め、20年度中に決定する見通し。[br][br] 市駅西区画整理事業所によると、総事業費は06年度以来の変更。当時と比べ、労務単価を含めた工事費が上昇しており、建物移転補償費や建設工事費が膨らんだ。消費税率も5%から現在は10%に引き上げられ、約5億円の増額となった。[br][br] 一方、事業進展のポイントだった家屋移転の見通しが立ち、全体の整備は28年度末の終了を目指す。移転対象の家屋は全646戸中、20年度末までに530戸の移転が完了する見込みで、進捗(しんちょく)率は82%となる。[br][br] 同事業所の舘花正義所長は「家屋移転や関連工事などについて精査を行い、今回の計画変更で確実に実施できる見通しがついた。計画通りに事業を進めていきたい」と話した。[br][br] 02年12月の東北新幹線八戸開業を見据え、97年度にスタートした八戸駅西土地区画整理事業は96・7ヘクタールの区域が対象。計画変更後の総事業費280億円に対し、20年度末の実施済み事業費は216億円の見込みで、事業費ベースの進捗率は77%となる。