【ブレイズ―王子】攻守にハードワーク、強豪撃破

好セーブを連発し、勝利に貢献したブレイズのGK橋本三千雄(中央)
好セーブを連発し、勝利に貢献したブレイズのGK橋本三千雄(中央)
8年ぶりに本拠地八戸で迎えた全日本選手権で、ブレイズの選手たちが「ホームでの開催。絶対に負けられない」(人里茂樹主将)という強い思いをプレーで体現した。ハードワークでつかんだ好機をしっかり生かして先行し、守備では体を投げ出して第1ピリオド(.....
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 8年ぶりに本拠地八戸で迎えた全日本選手権で、ブレイズの選手たちが「ホームでの開催。絶対に負けられない」(人里茂樹主将)という強い思いをプレーで体現した。ハードワークでつかんだ好機をしっかり生かして先行し、守備では体を投げ出して第1ピリオド(P)から懸命のシュートブロックを見せ、地元八戸市出身のベテランGK橋本三千雄がビッグセーブを連発するなど、攻守に集中力を切らさなかった。[br][br] 今季のジャパンカップで首位を走る強豪相手にも、気後れすることはなかった。第1P、相手への素早いチェックでパックを奪うと相手の反則が重なり、5人対3人の数的優位の時間帯を迎えた。人里がきっちり生かして先制すると、2点目は相手守備を研究した成果を発揮。「相手はゴール前をしっかり守る。枠外の選手に合わせる」という大久保智仁監督の作戦通り、枠外で合わせた人里は「準備してきた成果が出た」と胸を張った。[br][br] 第2P序盤に得点した後は、相手の猛攻を受けたが、GK橋本を中心に懸命な守備で対応。ピンチを乗り切る度に、会場に集まったファンから、拍手とどよめきが起こった。第3P終盤には1点差に詰められたが、リードを守り切り、地元ファンの期待に応えた。[br][br] 昨季までのホームリンクで久々の公式戦となった。悔しい思いが募った昨季を払しょくするかのような、会心の勝利を収めた大久保監督は「あと一つ勝たなければ。これまで慣れ親しんだリンクへの恩返しがしたい」と大一番へ向け強い決意をにじませた。好セーブを連発し、勝利に貢献したブレイズのGK橋本三千雄(中央)