電事連、三村知事と18日会談 中間貯蔵共用案提示か

青森県の三村申吾知事は11日、県庁で報道陣の取材に応じ、電気事業連合会から18日に会談したい旨の要請があり、応じる方向で調整していると明らかにした。電事連は前日の17日に梶山弘志経済産業相と会談する。それぞれの場で、使用済み核燃料中間貯蔵施.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森県の三村申吾知事は11日、県庁で報道陣の取材に応じ、電気事業連合会から18日に会談したい旨の要請があり、応じる方向で調整していると明らかにした。電事連は前日の17日に梶山弘志経済産業相と会談する。それぞれの場で、使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)を東京電力ホールディングスと日本原子力発電以外の原子力事業者で共同利用する方針を示すとみられる。[br][br] 一方、共用案に不快感を示す、むつ市の宮下宗一郎市長は取材に、同様の打診があったことを明かしつつ「日程調整するとしてもこれからだ」と述べた。[br][br] 三村知事によると、11日昼に会談要請の連絡があった。電事連は、10月の核燃料サイクル協議会で県が要請した3点のほか、17日の梶山弘志経済産業相との会談内容を伝えたい―などと話したという。[br][br] 電事連による梶山氏への報告案件は▽使用済み燃料対策の推進▽日本原燃の再処理、MOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工事業の支援▽プルトニウム利用計画▽最終処分場問題―の4点。[br][br] 三村知事は、中間貯蔵施設の共用案が話題に上るのか―との問いに「(現段階で耳に)入ってない」とし、共用案に対する見解についても「直接会ってからでないと、いろいろなことを考えられない」と明言を避けた。[br][br] 11日夜に取材に応じた宮下市長によると、東電青森事業本部の宗一誠本部長から電話があった。宮下市長は、会談の中身が分かってから対応を決めるとし、「結論ありきで進む話ではない」と強調した。