電事連が17日にも経産相に報告 中間貯蔵施設の利用方法巡り 

梶山弘志経済産業相は11日の閣議後記者会見で、原発の使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設(青森県むつ市)の利用方法を巡り、大手電力でつくる電気事業連合会から17日にも報告を受けると明らかにした。 同施設は、東京電力と日本原子力発電の燃料.....
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 梶山弘志経済産業相は11日の閣議後記者会見で、原発の使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設(青森県むつ市)の利用方法を巡り、大手電力でつくる電気事業連合会から17日にも報告を受けると明らかにした。[br][br] 同施設は、東京電力と日本原子力発電の燃料受け入れを前提に建設しているが、電事連は原発を持つ各社での共同利用を検討している。[br][br] 梶山氏は「(使用済み燃料対策の検討を)7月に要請していた。今般、電事連からその結果について報告したいと連絡があった」と述べた。[br][br] 共同利用が実現すれば、保有原発が立地する福井県から燃料の県外搬出を求められている関西電力に対する支援になる。ただ、むつ市の宮下宗一郎市長は反発しており、理解が得られるかどうかははっきりしない。[br][br] 同施設を巡っては2018年、関電が運営会社に出資して東電などと共同利用する案が報じられ、当時の世耕弘成経産相は、使用済み燃料のむつ市への集約について「そういうことは考えていない」と発言。この点に関し、梶山氏は「電事連の話を聞いてから判断しないといけない」と明言を避けた。