青森県内10月売上半減企業12% 前回から悪化、コロナ拡大打撃に

民間信用調査会社の東京商工リサーチ青森支店は7日、新型コロナウイルスの影響について、県内企業に実施した第10回調査(11月9~16日)の結果を公表した。10月の売上高が半減したのは、回答した67社のうち8社(11・9%)で、前回に比べ2・9.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 民間信用調査会社の東京商工リサーチ青森支店は7日、新型コロナウイルスの影響について、県内企業に実施した第10回調査(11月9~16日)の結果を公表した。10月の売上高が半減したのは、回答した67社のうち8社(11・9%)で、前回に比べ2・9ポイント悪化。10月に弘前市の飲食店で大規模クラスター(感染者集団)が発生するなど、県内の感染拡大が売り上げに打撃を与えた格好だ。[br][br] 売り上げが半減した企業の割合は増加したが、前年割れは46社(68・6%)で1・8ポイント改善。各種需要喚起策が効果を上げ、経済活動は徐々に再開しているものの、一部業種で依然として厳しい状況が続く。[br][br] 在宅勤務やリモートワークの取り組みは125社が回答。実施は20社(16・0%)で3・4ポイント上昇した。ただ、一度も実施していない企業は88社(70・4%)で導入の遅れが目立つ。[br][br] 政府が呼び掛ける年末年始休暇の分散は、回答した119社のうち100社(87・7%)が例年通りとした。[br][br] 同支店は先行きについて、「感染拡大が長期化すれば、融資を受けた企業の資金枯渇が懸念される」と指摘し、「赤字を穴埋めする支援だけでなく、業種転換や事業再編などの支援が必要になる」との見方を示した。