豊かな水環境守ろう 十和田・藤坂小、西小2校の4年生が交流学習 オンラインで情報交換

オンラインで学習成果を発表し合い、地元の豊かな水環境に理解を深める児童
オンラインで学習成果を発表し合い、地元の豊かな水環境に理解を深める児童
十和田市立藤坂小(俵藤晶校長)と西小(金田豊校長)の4年生が3日、地域の名水と環境保全について学んだ成果をオンラインで発表、情報交換する交流学習を行った。両校の児童は積極的に質問し合いながら、地元の豊かな水環境について理解を深めた。 両校は.....
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 十和田市立藤坂小(俵藤晶校長)と西小(金田豊校長)の4年生が3日、地域の名水と環境保全について学んだ成果をオンラインで発表、情報交換する交流学習を行った。両校の児童は積極的に質問し合いながら、地元の豊かな水環境について理解を深めた。[br][br] 両校は、北里大獣医学部の柿野亘講師の全面協力の下、同市の湧水群や、そこに生息する水生生物を学ぶ自然環境体験学習に取り組んでいる。本年度、藤坂小は6月から、白上名水広場に生息する、希少なキタノメダカの飼育を通して生態を学習。西小は7月に沼袋名水公園で捕まえた小魚のトゲッチョ(トミヨ)やヨコエビなどの観察と、インターネットを使って水生生物の生態を調べた。[br][br] 交流学習は同市の自然に関心を深め、環境保全意識などを育む目的で初めて実施した。この日のオンライン発表には、藤坂小から22人、西小からは29人が参加し、学習成果を披露した。[br][br] 発表後は、互いの児童が質問と意見を交換。専門的な知識が必要な疑問には柿野講師が解説し、児童がより知識を深められるよう手伝った。[br][br] 最後に、柿野講師は「同じような湧き水のある場所で違う生き物が住んでいる。新型コロナが落ち着いたら、ぜひ互いに名水地を案内をする取り組みにつないでみよう」と話した。[br][br] 藤坂小の高森英はなさん(10)は、オンラインの質疑応答に緊張したとしながらも、「(体験学習を通じて)環境を保つため、昔からいろんな人の努力があったと伝わった。大人になったら自分も自然を守りたい」と意気込んだ。オンラインで学習成果を発表し合い、地元の豊かな水環境に理解を深める児童