三陸沿岸道・階上IC~洋野種市IC間 12日開通

12日に開通する三陸沿岸道路の階上IC―洋野種市ICの県境付近=4日
12日に開通する三陸沿岸道路の階上IC―洋野種市ICの県境付近=4日
国が東日本大震災からの復興道路と位置付ける三陸沿岸道路(八戸市―仙台市、総延長359キロ)のうち、12日に開通する階上インターチェンジ(IC)―洋野種市IC間が4日、報道陣に公開された。国土交通省青森河川事務所の関係者らが、救急医療の充実な.....
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 国が東日本大震災からの復興道路と位置付ける三陸沿岸道路(八戸市―仙台市、総延長359キロ)のうち、12日に開通する階上インターチェンジ(IC)―洋野種市IC間が4日、報道陣に公開された。国土交通省青森河川事務所の関係者らが、救急医療の充実など開通のメリットを説明した。[br][br] 同区間は、青森県側が3キロ、岩手県側が4キロの延長7キロ。2013年9月に岩手県側、翌年9月に青森県側でそれぞれ起工式を行い、工事を進めてきた。今回の整備で297キロが通行可能となり、青森県内では全区間が開通する。[br][br] この日は、同事務所の小笠原清副所長らが報道陣に対応。洋野町役場種市庁舎から八戸市立市民病院までの救急搬送の時間が30分から25分に短縮されるほか、沿線地域で生産が盛んな鶏卵やウニの輸送時間も短くなり、品質向上など産業面での効果も期待できることを紹介した。[br][br] 小笠原副所長は「今回の開通により、両県の三陸沿岸道路がつながる。医療機関の連携や国内有数の畜産業の支援などに期待してほしい」と話した。[br][br] 12日は開通式が行われ、午後3時半から一般車両が通行できるようになる。12日に開通する三陸沿岸道路の階上IC―洋野種市ICの県境付近=4日