青森県内11月倒産2件、資金繰り支援で抑制続く

東京商工リサーチ青森支店が2日まとめた青森県内の11月の倒産状況によると、負債総額1千万円以上の倒産は前年同月と同じ2件、負債総額は1億6100万円減少の1億4900万円だった。新型コロナウイルスへの対応策として国や自治体、金融機関が行う資.....
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 東京商工リサーチ青森支店が2日まとめた青森県内の11月の倒産状況によると、負債総額1千万円以上の倒産は前年同月と同じ2件、負債総額は1億6100万円減少の1億4900万円だった。新型コロナウイルスへの対応策として国や自治体、金融機関が行う資金繰り支援が広く行き渡り、企業倒産の発生が一時的に抑制されている。[br][br] 倒産したのは、旅行代理業の日本ツーリスト(三沢市)と素材生産業の平沢事業所(深浦町)で、販売不振が原因。両社とも、新型コロナの感染拡大以前から破綻状態にあった。[br][br] 同支店は「各種金融支援策が当面の延命策となり、倒産件数は小康状態を保つだろう」と指摘。新型コロナの新規感染者が拡大を続けている状況を踏まえ「事業者は経営展開を迫られているが、具体策を見いだせず休廃業を選ぶケースが急増する可能性は高い」と懸念を示す。