青森県内10月有効求人倍率0・95倍 3カ月ぶり改善も低水準

青森労働局は1日、青森県内の10月の有効求人倍率(季節調整値)が前月から0・06ポイント上昇し、0・95倍だったと発表した。3カ月ぶりに上向いたが、新型コロナウイルスによる経済停滞で、6カ月連続で1倍を割る低水準が続く。同局の請園清人局長は.....
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 青森労働局は1日、青森県内の10月の有効求人倍率(季節調整値)が前月から0・06ポイント上昇し、0・95倍だったと発表した。3カ月ぶりに上向いたが、新型コロナウイルスによる経済停滞で、6カ月連続で1倍を割る低水準が続く。同局の請園清人局長は「県内の主要業種で求人が増えず、改善は一時的な可能性もある。解雇者も増えており、予断を許さない状況が続く」との見方を示す。[br][br] 雇用失業情勢は「厳しい状況」との判断を維持。季節的な変動を考慮しない原数値は、有効求人数2万3962人(前年同月比17・4%減)、新規求人数9238人(15・3%減)。前年より大きく落ち込むが、9月と比べると増加した。[br][br] 有効求職者数2万2951人(7・0%増)のうち、新規求職申込件数は4751人(7・1%減)。有効求職者数は高水準が続き、求職活動の長期化が懸念される。[br][br] 業種別の新規有効求人数は、卸売・小売業1240人(35・3%減)、製造業605人(25・7%減)、宿泊・飲食サービス業590人(23・9%減)で落ち込みが目立つ。一方、建設業では1538人(9・5%増)と増加した。[br][br] 公共職業安定所別の有効求人倍率は、野辺地が最も高い1・64倍。そのほかの県南地方では、八戸1・26倍、十和田1・08倍、三沢0・99倍、むつ0・87倍。[br][br] 新型コロナの大規模クラスター(感染者集団)が発生した弘前は1・11倍を記録。同労働局は「クラスターの影響は限定的だった」としている。