天鐘(11月30日) 2020年11月30日 6:00 谷崎潤一郎は流麗に言葉を紡いだ。「玉のように半透明に曇った肌が、奥の方まで日の光を吸い取って夢みる如きほの明るさを啣(ふく)んでいる感じ」。その感性に倣えば、見た目が地味な羊羹(ようかん)も高貴に思えてくる▼随筆集の『陰翳(いんえい)礼賛』.....有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。ログインの方はこちら新規会員登録の方はこちら お気に入り登録 お気に入りリスト