階上町立大蛇小で閉校式典 118年の歴史に幕

元気に合唱を披露する児童
元気に合唱を披露する児童
階上町立大蛇小(小田桐幸春校長)で28日、閉校式典が開かれた。在校生36人や教職員、保護者らが、これまでの学校生活を懐かしみつつ、118年間の歴史に感謝した。同校は来年度から町立道仏小に統合される。 大蛇小は1902年に大蛇尋常小として創設.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 階上町立大蛇小(小田桐幸春校長)で28日、閉校式典が開かれた。在校生36人や教職員、保護者らが、これまでの学校生活を懐かしみつつ、118年間の歴史に感謝した。同校は来年度から町立道仏小に統合される。[br][br] 大蛇小は1902年に大蛇尋常小として創設され、06年に現在の場所に移転。47年に大蛇小となり、現在に至る。これまでの卒業生は1800人以上。[br][br] 長年にわたりJR八戸線大蛇駅の清掃活動を続けたほか、給食の取り組みが評価され学校給食文部大臣賞を受賞するなど、さまざまな教育活動を行ってきた。[br][br] 式典で小田桐校長は「豊かな海に面している大蛇小だが、幾度となく津波被害を受け、地域住民や保護者らのおかげで乗り越えてきた。児童は4月からは新しい環境で自信を持って頑張ってほしい」と述べた。[br][br] 感謝状贈呈では、特別功労者として、通学路の見守りを長年行った荒沢武男さんらに感謝状が贈られた。[br][br] 全校児童は「児童旅立ちのうた」として、「大蛇小学校の思い出はいつまでも私たちの心の中に生き続けます」などと呼び掛けと合唱を披露。式典終了後には、児童による「さぁさみんなでどっこいしょ」と「大蛇海鳴りソーラン」のよさこいが発表された。元気に合唱を披露する児童