むつ市長「関電から申し入れない」 使用済み核燃料保管巡り

関西電力が福井県内の原発再稼働を目指すに当たって、地元知事から使用済み核燃料を一時保管する県外候補地の年内の提示を求められている問題で、中間貯蔵施設を抱えるむつ市の宮下宗一郎市長は27日の定例記者会見で、関電側から同市の施設で受け入れを求め.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 関西電力が福井県内の原発再稼働を目指すに当たって、地元知事から使用済み核燃料を一時保管する県外候補地の年内の提示を求められている問題で、中間貯蔵施設を抱えるむつ市の宮下宗一郎市長は27日の定例記者会見で、関電側から同市の施設で受け入れを求める連絡や申し入れが現時点で「ない」と明言した。[br][br] 中間貯蔵施設では市、青森県、東京電力、日本原子力発電の4者が2005年、両社の原発から出る燃料を保管する立地協定を締結している。両社以外の燃料を受け入れる可能性については、宮下市長は「定例会見は、基本的に仮定の話に答えないということで一貫してやっている」と言及を避けた。[br][br] 関電を巡っては18年、同社が運営する原発の使用済み核燃料を中間貯蔵施設に一時保管するため、新たに出資ファンド設立を検討している―などと報じられ、波紋を広げた経緯がある。同社は「事実ではない」と報道内容を否定している。