油流出問題、原燃社長が陳謝

二又川への油漏えいを陳謝する増田尚宏社長=27日、青森市
二又川への油漏えいを陳謝する増田尚宏社長=27日、青森市
使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)近くを流れる二又川に水中ポンプの油圧作動油が流出した問題で、日本原燃の増田尚宏社長は27日の定例会見で「地域の皆さまに大変なご迷惑、ご心配をお掛けしたことを深くおわび申し上げる」と陳謝した。 問題は17日.....
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 使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)近くを流れる二又川に水中ポンプの油圧作動油が流出した問題で、日本原燃の増田尚宏社長は27日の定例会見で「地域の皆さまに大変なご迷惑、ご心配をお掛けしたことを深くおわび申し上げる」と陳謝した。[br][br] 問題は17日に発生。重大事故発生時の放射性物質放出量を抑えるために使用するポンプ1台から油が漏えいし、環境への影響が懸念されている。[br][br] 増田社長は「地元の環境を汚してしまった。油の回収に万全を尽くす」と強調。170リットル程度としていた流出量は、給油状況やポンプ車などから回収した量を踏まえ30リットル程度に修正した。油の毒性は低いという。[br][br] 一方、再処理工場の安全対策工事に関する詳細設計の認可(設工認)で、原子力規制委員会への申請目標時期を「MOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工工場の新規制基準の審査合格後」と説明し、12月中旬になるとの見通しを示した。[br][br] 核燃料サイクル施設構内で働く協力会社の男性社員が新型コロナウイルスに感染したことに関しては、男性の濃厚接触者を含め全員が運転員ではないと報告。[br][br] その上で「(構内は)毎日6千、7千人が働いている。クラスター(感染者集団)になる可能性があるなら次の対策を打ちたい」と述べた。二又川への油漏えいを陳謝する増田尚宏社長=27日、青森市