スマート農業に理解深める 六ケ所でロボットトラクター実演会

基地局からのデータを受信し、無人で畑を耕すロボットトラクター=26日、六ケ所村倉内唐貝地
基地局からのデータを受信し、無人で畑を耕すロボットトラクター=26日、六ケ所村倉内唐貝地
六ケ所村は26日、同村倉内唐貝地の農地で、村が独自整備した農業用全球測位衛星システム(GNSS)基地局を利用したロボットトラクターの実演会を開き、村内の農家ら30人がスマート農業機械の導入による作業の効率化や省力化に理解を深めた。 村内の農.....
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 六ケ所村は26日、同村倉内唐貝地の農地で、村が独自整備した農業用全球測位衛星システム(GNSS)基地局を利用したロボットトラクターの実演会を開き、村内の農家ら30人がスマート農業機械の導入による作業の効率化や省力化に理解を深めた。[br][br] 村内の農家は現在、7割が60歳以上で高齢化が進んでおり、戸数も年々減少。村は農地の維持や若手が参入しやすい環境を整えるため、情報通信技術などを利用するスマート農業を推進している。[br][br] この一環として、ロボットトラクターなどに衛星からの位置情報データを提供する農業用の基地局を今月整備した。村内全域にインターネット経由で正確なデータを提供できるようになるという。[br][br] 同日は農業機械を扱うヤンマーアグリジャパン東北支社が実演。約3千平方メートルの農地で、基地局からのデータを受信した無人のロボットトラクターが畑を耕す様子が披露された。[br][br] 農地の所有者で、自身もスマート農業機械を本年度導入するという同村の石久保斉さん(63)は「労働力不足の解消になるし、作業管理もできるようになる。若い人も農業がしやすくなるのではないか」と話していた。[br][br] 村は基地局の利用を30日から開始。村内農家は申請すれば、無料で利用できる。また、装置などの購入について最大100万円を補助する事業も行っている。基地局からのデータを受信し、無人で畑を耕すロボットトラクター=26日、六ケ所村倉内唐貝地