【新型コロナ】八戸市民病院の看護師感染 コロナ入院病棟で勤務

八戸市立市民病院の看護師の新型コロナウイルス感染について会見する今明秀院長(右)=25日、市庁
八戸市立市民病院の看護師の新型コロナウイルス感染について会見する今明秀院長(右)=25日、市庁
八戸市は25日、新たに同市在住の30代女性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。感染したのは市立市民病院の看護師で、新型コロナ陽性者入院病棟で勤務していた。外部との接触はほとんどなく、院内で感染した可能性が高いという。市内の感染確認.....
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 八戸市は25日、新たに同市在住の30代女性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。感染したのは市立市民病院の看護師で、新型コロナ陽性者入院病棟で勤務していた。外部との接触はほとんどなく、院内で感染した可能性が高いという。市内の感染確認は31人目となった。[br][br] 市によると、女性は勤務日だった23日からせき、たん、鼻汁などの症状があり、翌24日に勤務前に簡易検査を実施。陽性反応が出たため、改めてPCR検査を受けたところ陽性となり、入院した。症状は軽いという。[br][br] 感染経路について女性は「思い当たる状況はない」と話しているが、勤務していた病棟には、新型コロナの感染患者が2人入院しており、患者から感染した可能性が考えられるという。[br][br] 女性は1人暮らしで濃厚接触者はいないが、病院は女性と食事の時間が一緒だった同僚など職場関係者約50人を対象にPCR検査を実施する。うち25人は既に陰性を確認。残る約25人については、27日にかけて検体を採取する。[br][br] また、女性が勤務していた病棟は24日までに消毒作業を終了。女性はコロナ感染以外の一般の入院患者や外来患者と接触する機会はなく、病院側は他の診療科に影響はないと説明。通常診療や救急患者の受け入れの制限はしない。[br][br] 同病院の今明秀院長は「今一度、感染対策に漏れはないか確認し、感染患者の受け入れに万全を期したい」と強調した。[br][br] 一方、青森市などは25日、同市の同居する40代の男女2人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。女性は軽症で、市内の医療機関に入院。男性は無症状で入院を調整している。市によると、2人は県外への移動歴はないという。[br][br] 県内の感染者は累計284人となった。 八戸市立市民病院の看護師の新型コロナウイルス感染について会見する今明秀院長(右)=25日、市庁