デーリー政懇11月例会 健康予防政策機構(仙台)の岩﨑惠美子氏が講演

感染症の基礎知識や予防策などについて講演した岩﨑惠美子氏=25日、八戸プラザホテル
感染症の基礎知識や予防策などについて講演した岩﨑惠美子氏=25日、八戸プラザホテル
デーリー東北政経懇話会11月例会が25日、八戸プラザホテルで開かれた。健康予防政策機構(仙台市)の代表で医師の岩﨑惠美子氏が「コロナとインフルエンザ~感染症の正しい知識とその予防策」と題して講演。発展途上国などでの医療活動の経験を踏まえ、感.....
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 デーリー東北政経懇話会11月例会が25日、八戸プラザホテルで開かれた。健康予防政策機構(仙台市)の代表で医師の岩﨑惠美子氏が「コロナとインフルエンザ~感染症の正しい知識とその予防策」と題して講演。発展途上国などでの医療活動の経験を踏まえ、感染症の発生要因や社会活動との関連性、予防法などを解説した。[br][br] 岩﨑氏は新潟大医学部卒で、耳鼻咽喉科医師を経て、パラグアイなど発展途上国で医療活動に従事。1998年に日本初の女性検疫所長に就任し、2000年には世界保健機関(WHO)の要請により、ウガンダでエボラ出血熱の診療や調査に当たった。07年に仙台市副市長に就任し、「仙台方式」と呼ばれる先進的な新型インフルエンザ対策を実践。09年に同機構を設立し、代表を務めている。[br][br] 講演では感染症の歴史について「ほとんどがコウモリなど動物に由来するものが多い。グローバル化により、人や物の移動が増えたことで新たな感染症が広がっている」と解説。[br][br] 予防策については「マスクは感染者がウイルスを広げないために使うのであれば効果はあるが、感染予防の観点からは効果は期待できない」との認識を示し、「ウイルスを自分の体内に入れないようにすることが大切。そのためには常に手を清潔にすることが最も有効だ」と、手洗いの励行を推奨した。感染症の基礎知識や予防策などについて講演した岩﨑惠美子氏=25日、八戸プラザホテル