無投票「選挙戦より責任感じる」/三戸町長再選の松尾氏

2期目への決意を語る松尾和彦氏=17日、三戸町八日町
2期目への決意を語る松尾和彦氏=17日、三戸町八日町
三戸町長選で再選を果たした松尾和彦町長(57)は17日、同町八日町の事務所で本紙などの取材に応じ、無投票再選について「選挙戦を経ての当選よりも責任を強く感じている」と強調。昨年の青森県議選に絡む公選法違反事件や新型コロナウイルスへの対応を念.....
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 三戸町長選で再選を果たした松尾和彦町長(57)は17日、同町八日町の事務所で本紙などの取材に応じ、無投票再選について「選挙戦を経ての当選よりも責任を強く感じている」と強調。昨年の青森県議選に絡む公選法違反事件や新型コロナウイルスへの対応を念頭に「町が一つにまとまり、大きな力となって頑張ってほしいという思いの表れだろう」とリーダーシップの発揮に意欲を見せた。[br][br] 松尾氏は1期目の成果に▽三戸中央病院への小児科医の招聘(しょうへい)、病後児保育の開始などの子育て支援▽城山公園の発掘、研究▽三戸ブランド構築へ向けた商品開発―などを挙げた。「ソフト面ではいい結果が出ている。ふるさと納税の寄付額も増えており、関係人口を増やして町の力に変えていきたい」と力を込めた。[br][br] 2期目については「条件が整えば、ハード面の整備にも取り組みたい」と説明。「農産物のブランド化を進める際、加工も町内でできることが望ましい」として、農産物加工施設の整備を検討する方針を示した。[br][br] 公選法違反事件を受けた政治の信頼回復に関しては「町や議会には当然求められている。(事件は)ショッキングな事案であり、それを乗り越えていくのは平たんな道ではない」と捉えている。[br][br] 町長選が45年ぶりの無投票になったことには「久々の無投票であり、政治への諦めや無関心の結果とは思っていない」との受け止めを示した。その上で「町民の政治の関わり方は投票行動だけではない。私が目指すのは、町長より目立つ人がたくさんいて活躍する状況であり、その土台を作るのが自分の役割だ」と述べ、町民との協働で町の再建、前進に取り組む考えを示した。 2期目への決意を語る松尾和彦氏=17日、三戸町八日町