七戸高校で食品科学系列の終了式 本年度で廃止

終了式で校歌を歌う食品科学系列の生徒ら
終了式で校歌を歌う食品科学系列の生徒ら
青森県立七戸高(和久秀樹校長)は12日、本年度で廃止となる食品科学系列の終了式を行った。在校生や関係者ら約420人が参加し、同系列の歩みを振り返りながら廃止を惜しんだ。 同系列は、同校農業科や酪農科の流れをくみ、1989年に食品化学科として.....
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 青森県立七戸高(和久秀樹校長)は12日、本年度で廃止となる食品科学系列の終了式を行った。在校生や関係者ら約420人が参加し、同系列の歩みを振り返りながら廃止を惜しんだ。[br][br] 同系列は、同校農業科や酪農科の流れをくみ、1989年に食品化学科として発足。その後総合学科制に移行し、98年から7系列のカリキュラムの一つとなった。[br][br] 近年は学校の農場で採れた作物を活用したジャムやコロッケなどの商品の開発に注力。町で行われるピザカーニバルなどのイベントに出店するなど、地域と関わりながら学びを深められるのが特色だった。[br][br] 式典では、和久校長が「長い農業教育の歴史があり、これまで支えてくださった方々にお礼したい」とあいさつした。[br][br] 21年間にわたり七戸高の農場を管理してきた同町在住の鷹架ユリコさん(78)と、田栗モリさん(85)に感謝状を贈呈。2004年度の卒業生、工藤勝哉さん(34)が農場での取り組みなどの思い出を語った。[br][br] 続いて、同系列を履修する3年生が、現在の活動を紹介するスライドを上映。生徒を代表し、新山修さん(17)が「食品科学系列で学んだことを誇りに思い、社会のために歩みたい」と述べた。終了式で校歌を歌う食品科学系列の生徒ら