社民青森県連が年内に解散 12月党大会に立民合流提案

年内に組織を解散し立憲民主党青森県連への参加方針を確認した社民党県連の常任幹事会=16日、青森市
年内に組織を解散し立憲民主党青森県連への参加方針を確認した社民党県連の常任幹事会=16日、青森市
社民党青森県連は16日、青森市で常任幹事会を開き、年内に組織を解散し、立憲民主党県連に参加する議案を、12月6日に開催予定の臨時大会に提案する方針を決めた。三上武志代表は「苦渋の決断。自公政権を倒すために、一人でも多くの仲間と立民に参加した.....
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 社民党青森県連は16日、青森市で常任幹事会を開き、年内に組織を解散し、立憲民主党県連に参加する議案を、12月6日に開催予定の臨時大会に提案する方針を決めた。三上武志代表は「苦渋の決断。自公政権を倒すために、一人でも多くの仲間と立民に参加したい」と理解を求めた。長年にわたり、県内の反核燃運動や平和運動をけん引してきた組織が幕を下ろす。[br][br] 立民との合流を巡っては、党本部は解党による合流を目指していたが、党内の反発を受け断念。代替案として、個別に党を離れることを容認する議案を14日の臨時党大会に諮り、可決された。県連では、臨時党大会に先立ち、立民に合流する方針を決めていた。[br][br] この日の会合は、冒頭の三上代表のあいさつを除き非公開で行われた。 終了後、取材に応じた三上代表によると、これまでの合流方針に異論は出なかった。今後、各総支部で党員集会などを開き、合流の意義を説明し、全員での参加を目指すという。[br][br] 県連の解散に伴い、大衆運動を担う政治団体「社民フォーラム」の県組織を設立し、政党活動とは別に反核燃などの運動を継続する。立民県連とは、臨時大会で解散が可決され次第、協議を本格化し、年内に移行を終えたいとしている。[br][br] 三上代表は「党員が減り、議席の確保や運動の継続が困難になってきているのが事実」と決断に至った理由を説明。「社会民主主義の実現のため、新たなステージで全力を尽くしたい」と強調した。年内に組織を解散し立憲民主党青森県連への参加方針を確認した社民党県連の常任幹事会=16日、青森市