みち銀5期ぶり増収増益 10億円黒字に転換/中間決算

みちのく銀行は13日、2021年3月期第2四半期の連結決算(20年4~9月)を発表した。売上高に当たる経常収益は200億7400万円(前年同期比5・8%増)、経常利益は13億900万円(前期は4億8600万円の赤字)、中間純利益は10億61.....
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 みちのく銀行は13日、2021年3月期第2四半期の連結決算(20年4~9月)を発表した。売上高に当たる経常収益は200億7400万円(前年同期比5・8%増)、経常利益は13億900万円(前期は4億8600万円の赤字)、中間純利益は10億6100万円(前期は15億4100万円の赤字)。有価証券の運用方針の見直しによる利息配当金の増加や営業経費と与信費用の減少で、中間決算では5期ぶりの増収増益だった。[br][br] 銀行単体では、本業のもうけを示すコア業務純益は25億9300万円(前年同期比約3・7倍)。経常収益は151億2600万円(8・1%増)、経常利益は14億7600万円(前期は3億7600万円の赤字)、純利益は12億8800万円(前期は13億5300万円の赤字)。[br][br] 新型コロナウイルスの影響で融資する企業の倒産などが見込まれたが、積極的な資金繰り支援で与信費用を想定より抑えた。[br][br] 貸出金残高は1兆7011億円(前年同期比2・1%増)と新型コロナの制度融資の増加が反映された。[br][br] 金融再生法に基づく開示債権(不良債権)は218億3900万円、不良債権比率は1・25%(0・06ポイント減)。経営の健全性を表す自己資本比率は連結で7・66%(0・19ポイント減)。[br][br] 21年3月期通期(20年4月~21年3月)連結決算の業績予想は、5月公表時と変わらず経常利益10億円、純利益は5億円。[br][br] 藤澤貴之頭取は「業務の見直しに伴う前期の赤字を今期の業績につなげた。ただ、新型コロナで先行きは不透明で、特に与信費用は変更の可能性もある」と述べた。