磁気探査で金属反応 データ解析へ/米軍模擬弾落下問題で東北防衛局

ケーブル状の器具で磁気探査を行う業者=13日、六ケ所村
ケーブル状の器具で磁気探査を行う業者=13日、六ケ所村
米軍三沢基地所属のF16戦闘機が昨年11月、六ケ所村の民有地に模擬弾を落下させた問題で、東北防衛局は13日、模擬弾の位置を特定するための磁気探査を実施した。探査では金属を示す反応が見つかっており、業者が模擬弾かどうかのデータ解析を行う。 模.....
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 米軍三沢基地所属のF16戦闘機が昨年11月、六ケ所村の民有地に模擬弾を落下させた問題で、東北防衛局は13日、模擬弾の位置を特定するための磁気探査を実施した。探査では金属を示す反応が見つかっており、業者が模擬弾かどうかのデータ解析を行う。[br][br] 模擬弾の投下は、訓練中の米軍パイロットのミスで引き起こされた。米軍は回収のためにこれまで掘削作業を2回実施したが、回収は一部にとどまっており、大部分は地中に埋まっているとみられる。[br][br] 探査したのは、模擬弾が落下したとみられる地点と内沼の間にある牧草地。地質調査の結果や有識者の見解を基に絞り込んだ。[br][br] この日は午前8時ごろから探査業者らが6人で作業を開始。バックホーで地表から約3メートルを掘削した後、ケーブル状の器具で磁気探査を行った。さらに、ダイバーが反応があった地点などを詳しく調べた。[br][br] 関係者によると、解析の結果は今月中に示され、米軍にも情報提供される。模擬弾の位置が特定されれば、回収作業が行われる見込み。ケーブル状の器具で磁気探査を行う業者=13日、六ケ所村