「挑戦する楽しさ感じて」青年海外協力隊の松井将大さん講演/三戸土曜塾

小中学生にヨルダンでの体験などを伝える松井将大さん
小中学生にヨルダンでの体験などを伝える松井将大さん
国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として、2年間中東ヨルダンに派遣された三戸町の松井将大さん(28)が9日、町中央公民館で「世界を知る」と題して講演した。町内小中学生に海外生活で感じた苦労や発見を伝え、「外に出る、そして動くことで挑.....
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国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として、2年間中東ヨルダンに派遣された三戸町の松井将大さん(28)が9日、町中央公民館で「世界を知る」と題して講演した。町内小中学生に海外生活で感じた苦労や発見を伝え、「外に出る、そして動くことで挑戦する楽しさを感じて」と呼び掛けた。[br][br] 講演は、教員OBらが小中学生にボランティアで勉強を教える「三戸土曜塾」の立志科授業の一環。塾生の小学5年~中学3年生約30人が参加した。[br][br] 松井さんが海外に目を向けるきっかけは、大学在学中に先輩に誘われて参加したタイでのボランティア活動で、人身売買される恐れがある子どもの保護施設に関わったこと。「満たされない思いを抱えて退学も考えていたが、深刻な経済格差などを目の当たりにし、やりたいことが見えてきた」と当時を振り返った。[br][br] 2018年6月にヨルダンの首都アンマンに赴任。教育施設やパレスチナ難民学校で美術や体育、日本文化などを教える中で、「とにかく言葉が難しかった」と苦労話を披露。児童生徒には「外に出ることで新しいことを知り、新鮮な気持ちを持てる。自分からアクションを起こしてみて」と行動の大切さを強調した。小中学生にヨルダンでの体験などを伝える松井将大さん