コロナで需要減退 売上高19・2%減/三菱製紙21年3月期中間決算

八戸市に主力工場を置く三菱製紙(東京)は12日、2021年3月期第2四半期(20年4~9月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比19・2%減の786億7200万円で、純損益は23億6500万円の赤字(前年同期は9300万円の黒字)となっ.....
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 八戸市に主力工場を置く三菱製紙(東京)は12日、2021年3月期第2四半期(20年4~9月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比19・2%減の786億7200万円で、純損益は23億6500万円の赤字(前年同期は9300万円の黒字)となった。[br][br] 新型コロナウイルス感染拡大による世界的な経済の悪化に加え、外出自粛やイベント中止などで印刷・情報用紙の需要が減退。写真感光材料やインクジェット用紙といったイメージング事業も打撃を受けた。[br][br] 製品の生産・販売数量が落ち込んだ影響で損益は赤字に転じ、営業損失は23億8600万円、経常損失は21億2800万円を計上。前年同期は営業利益5億1200万円、経常利益4億8300万円だった。 [br][br] 八戸工場を中心とした紙・パルプ事業全体の業績は売上高が16・7%減の613億8500万円、営業損益が12億7700万円の赤字(前年同期は1億2600万円の黒字)となった。[br][br] 一方、同社は新型コロナの影響で未定としていた21年3月期通期(20年4月~21年3月)の連結業績予想を初めて公表した。売上高1650億円、営業損失10億円、経常損益ゼロ、純損失10億円と見込んだ。