サバ835トン 大中型巻き網船団水揚げ/八戸港

八戸港に水揚げされたサバのサンプルをチェックする仲買人ら=12日、八戸市第1魚市場
八戸港に水揚げされたサバのサンプルをチェックする仲買人ら=12日、八戸市第1魚市場
三陸沖で操業している大中型巻き網船の運搬船29隻が12日、八戸港にサバ835トンを水揚げした。最近はサイズ、脂の乗りとも上向いている。今月後半からは九州地方の船団も入港予定で、関係者は今後の豊漁に期待を寄せている。 船団は11日夜から12日.....
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 三陸沖で操業している大中型巻き網船の運搬船29隻が12日、八戸港にサバ835トンを水揚げした。最近はサイズ、脂の乗りとも上向いている。今月後半からは九州地方の船団も入港予定で、関係者は今後の豊漁に期待を寄せている。[br][br] 船団は11日夜から12日未明にかけ、鮫角沖から岩手県境付近の海域を中心に操業。大半がマサバで、市場関係者によると、サイズは200~300グラムが主体ながら、400~500グラムも目立つようになった。大ぶりが交じるか、200グラム以下の小型が少ないかで、値が上がる傾向が見られるという。[br][br] 入札の結果、10キロ当たり1255~555円で取引された。八戸前沖さばブランド推進協議会によると、同日水揚げ分のサバの粗脂肪分量はMサイズ(338グラム)11・6%、Lサイズ(467グラム)11・0%など。協議会の担当者は「15%超から八戸前沖さばの認定準備に取りかかる。昨年は遅かったので、今年は少しでも早まれば」と話した。[br][br] 一方、市第3魚市場荷さばき施設A棟で取り扱ったのは22トン分で、14トンが同1千円、8トンが最安値の同555円だった。[br][br] 同日は八戸前沖で操業した小型巻き網船団がサバ3トン、セグロイワシ11トンを水揚げ。サバは同1890円、セグロ同216円だった。八戸港に水揚げされたサバのサンプルをチェックする仲買人ら=12日、八戸市第1魚市場