再処理工場で発電機水漏れ 規制庁、指摘事項該当か調査へ

原子力規制庁青森事務所は11日、2020年度第2四半期(7~9月)の原子力規制検査の結果を公表した。同事務所の管轄する分野で指摘事項はなかった。ただ、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)で、安全上重要な設備に当たる非常用ディーゼル.....
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 原子力規制庁青森事務所は11日、2020年度第2四半期(7~9月)の原子力規制検査の結果を公表した。同事務所の管轄する分野で指摘事項はなかった。ただ、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)で、安全上重要な設備に当たる非常用ディーゼル発電機のタンクで水漏れが発覚し、指摘事項に該当するかを調べる方針。[br][br] 青森事務所によると、6月10日に非常用電源建屋で、燃料弁のすすを取り除くための清水約4立方メートルが漏れているのが見つかった。調査の結果、タンクの水位を調整する浮きの根元が折れていたほか、水位計のメーターが故障して警報が鳴らなかった。[br][br] 第3四半期の検査で、点検方法や設備の管理状況に照らし、安全性に影響のあるミスなどがあったかを調査する。[br][br] 一方、規制庁は独自の検査で、むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設で事業者のリサイクル燃料貯蔵(RFS)に核物質防護上、不適切な情報管理があったと公表。深刻度が最も低いレベル4の指摘事項としてRFSに是正を求めた。規制庁は内容を非公表としつつ、情報漏えいはなかったとしている。