【新型コロナ】八戸2施設クラスター検査終了 市「まだ油断できず」

八戸市は10日、市内の2カ所の福祉施設で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)に関する検査が同日までに全て終了したことを明らかにした。一方、感染者や接触者の健康観察期間が継続中であることから、市保健所関係者は「まだ油断はできな.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 八戸市は10日、市内の2カ所の福祉施設で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)に関する検査が同日までに全て終了したことを明らかにした。一方、感染者や接触者の健康観察期間が継続中であることから、市保健所関係者は「まだ油断はできない。経過を見守りたい」と強調した。[br][br] 2施設でのクラスターを巡って市は、最初の感染者が確認された10月30日以降、施設の利用者や職員、接触者ら計約280人に対してPCR検査などを実施。既に感染が判明している18人を除き、同日までの検査結果は全て陰性だという。[br][br] 陽性反応が出た18人のうち、現在15人が入院中で、中等症者が1人、軽症または無症状が14人。3人は症状がなくなり、既に退院した。[br][br] クラスター関連の検査や調査の状況について、市保健所の小笠原光則副所長は「現時点で検査中や検査に回す予定のものはない」と説明。「取りあえずは一段落」との認識を示した。[br][br] 一方で、初回の検査で陰性でも、後に陽性反応が出るケースもあることから、「油断はできない。健康観察期間の状況を見守りたい」と語った。感染者で最も遅く健康観察期間が終わるのは19日ごろという。[br][br] 市内ではクラスター関連以外で、6日に20代男性の感染が判明し、10日までに親族や職場関係者ら接触者の検査を実施したが、いずれも陰性だった。