【新型コロナ】青森県「収束に向かっている」 28日ぶり新規感染ゼロ

青森県は10日、新型コロナウイルスの新規感染者がいなかったと発表した。感染確認がゼロなのは10月13日以来、28日ぶり。県内ではこの1カ月間で弘前市と八戸市で計4件のクラスター(感染者集団)が発生し、高齢女性4人が死亡した。11月以降も感染.....
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 青森県は10日、新型コロナウイルスの新規感染者がいなかったと発表した。感染確認がゼロなのは10月13日以来、28日ぶり。県内ではこの1カ月間で弘前市と八戸市で計4件のクラスター(感染者集団)が発生し、高齢女性4人が死亡した。11月以降も感染確認は相次いでいるが、一日の感染者数が減少傾向にあり、濃厚接触者の検査がほぼ終了していることなどから、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「感染は収束に向かっている」との認識を示した。[br][br] 県内では10月12日以降、弘前市の飲食店で発生したクラスターを起点に感染者が急増。弘愛会病院(同市)では院内感染も確認された。県によると、飲食店クラスターに関連する感染者は1次感染67人、2次感染56人、3次以降感染62人の計185人に上っている。[br][br] このほか、感染経路が不明なのは、弘前管内4件22人、青森市3件11人、八戸市2件19人の計9件52人。[br][br] 飲食店クラスター収束の見通しについて、大西医師は「経路不明者が減少し、新たなクラスターが発生しなければ収束と言える」と述べ、引き続き感染者数の推移を注視する考えを示した。[br][br] 八戸市の感染状況については、濃厚接触者が限定的で、これ以上広がる懸念は少ないとした。[br][br] 県内では市中感染の可能性が残っているが、大西医師は「現時点で経路不明者が増加しておらず、市中に結びつくことは避けられている。良い方向に向かっている」と語った。[br][br] 10日現在の療養状況は、入院者が50人、軽症者や無症状者ら向けの宿泊療養施設には7人が入所、自宅療養者は2人。入院などに向けた自宅待機中はゼロ。症状別では重症者2人、中等症6人。[br][br] 県内感染者の累計は274人。