六ケ所への高レベル廃棄物返還、21年度再開で調整

原発の使用済み核燃料を海外で再処理した後に出たガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)の日本への返還作業を、電力事業者らが2021年度に再開する方向で調整に入ったことが9日、分かった。日本原燃が六ケ所村で運営する貯蔵管理施設が、今年8月に原子力.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 原発の使用済み核燃料を海外で再処理した後に出たガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)の日本への返還作業を、電力事業者らが2021年度に再開する方向で調整に入ったことが9日、分かった。日本原燃が六ケ所村で運営する貯蔵管理施設が、今年8月に原子力規制委員会による新規制基準の審査に合格したためで、再開されれば2016年以来5年ぶりとなる。[br][br] 返還されるのは英国に再処理を委託した、東京電力ホールディングス(HD)と日本原子力発電の原発分とみられる。[br][br] 原燃と原燃輸送、東電HD、原電の4者は今月4日、原子力規制庁と返還スケジュールに関する面談を行った。[br][br] 海外からの返還ガラス固化体の受け入れは1995年4月に開始。原燃は安全対策工事の完了を優先させるため、16年10月を最後に受け入れを停止していた。