RFS中間貯蔵施設、11日に合格議論/原子力規制委

原子力規制委員会は9日、むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設が新規制基準に適合しているとする審査書を、11日の定例会合で議論すると発表した。了承されれば正式合格となり、6年半以上に及んだ審査が終結する。 事業者のリサイクル燃料貯蔵(RFS)は.....
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 原子力規制委員会は9日、むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設が新規制基準に適合しているとする審査書を、11日の定例会合で議論すると発表した。了承されれば正式合格となり、6年半以上に及んだ審査が終結する。[br][br] 事業者のリサイクル燃料貯蔵(RFS)は2014年1月に審査を申請したが、津波の防護方針などを巡り議論は長期化。今年2月に収束し、9月に事実上の合格証となる審査書案が規制委に了承された。その後、経済産業相らへの意見聴取や一般からの意見公募の手続きが続いていた。[br][br] 中間貯蔵施設は東京電力ホールディングスと日本原子力発電の原発で出る使用済み燃料を最長50年間、乾式容器で貯蔵する。最終的な貯蔵量は5千トンとされ、3千トン保管できる1棟目の建屋本体が完成している。[br][br] 正式合格後には、追加的な安全対策工事の着手に必要な詳細設計認可(設工認)の審査が本格的に始まる。RFSは具体的な操業開始時期を認可後に示す方針。現時点では21年度と見込んでいる。