【ツイセキ!あなたの疑問】「オレハ」ってどんな店?

豊富なお総菜が人気のオレンジハート。その人気の秘密とは(写真はコラージュ) 
豊富なお総菜が人気のオレンジハート。その人気の秘密とは(写真はコラージュ) 
通勤途中やドライブで、ついつい寄ってしまうのがコンビニ。街中では大手チェーン店を目にする機会が多いが、青森県内では豊富な手作り総菜を取りそろえる「オレンジハート」が人気だ。総菜は店舗ごとに調理され、種類豊富なおにぎりやクレープ、目を疑うほど.....
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 通勤途中やドライブで、ついつい寄ってしまうのがコンビニ。街中では大手チェーン店を目にする機会が多いが、青森県内では豊富な手作り総菜を取りそろえる「オレンジハート」が人気だ。総菜は店舗ごとに調理され、種類豊富なおにぎりやクレープ、目を疑うほどの巨大なハンバーガーなどバラエティーに富む。「オレハ」と呼ばれ親しまれているが、「県外で見たことがないような…」「そもそもどういうコンビニなの?」と不思議に思っている人も多い。知られざるオレハの謎に迫った。[br][br] ■第1号は十和田[br][br] 全国的にまだコンビニが普及していなかった1985年、運営会社「エフシープロイマーケティング」が東京都内に誕生した(現在の本社は長野県)。コンビニの展開を目的に準備を進め、3年後、ついに第1号がオープン。その地はなんと十和田市。市内にあった酒屋から業態変更の相談を受けたのがきっかけとなり、そこから歴史が始まった。[br][br] 店舗ごとにオーナーを置くフランチャイズ形式だが、総菜に関しては各店舗が手作りする形を取った。「主婦の代行業」がモットーで、工藤道雄会長は「家事に疲れたお母さんをサポートし、楽をさせたいという思いを込めた」とこだわりを語る。[br][br] ■現在は青森県のみ[br][br] 温かみのある総菜が人気を集め、店舗はその後、青森県のほかに、新潟県や長野県でも展開。多い時期で全国36店舗に拡大した。[br][br] ただ、売りでもある手作り総菜が後々、あだとなった。総菜の調理が店舗にとって悩みの種に。早朝からの作業に従業員が疲弊し、相次いでギブアップしていった。現在は、調理人員を整える六戸町2店、七戸町1店、十和田市1店、平内町1店、五所川原市1店の6店舗に落ち着いた。[br][br] ■総菜は店の特徴[br][br] 各店で調理されるオリジナルの商品もオレハの魅力。六戸町のまるとく店では、12種類のクレープをそろえ、クレープの皮に生クリームだけの商品「なにも入ってません。」が昨年、会員制交流サイト(SNS)でブレーク。さけや筋子の定番に加え、チャーシューなどの変わり種を含めた計20種類のおにぎりは店きっての看板商品だ。[br][br] 実は、商品「なにも入ってません。」はクレープの種類を増やすために考案、おにぎりはかつて市販品を販売していたが、発注を忘れたために手作りを始めた―など意外な誕生秘話も。スタッフの豊川ゆり子さん(44)は「そこが店の持ち味で、お客さんの意見を取り入れることもある。今後も楽しんでもらえる商品を作っていく」と意気込む。[br][br]※この企画は随時掲載です豊富なお総菜が人気のオレンジハート。その人気の秘密とは(写真はコラージュ)