八戸・大型小売店5店舗、売上高24・8%減/県内9月経済概況

青い森信用金庫は5日までに、青森県内の9月の経済概況を発表した。新型コロナウイルスの影響を受ける八戸地区の経済は依然として上向く気配は見えず、個人消費は回復の契機を欠く。消費増税直前の駆け込み需要が好調だった前年同月との比較では、八戸市内の.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青い森信用金庫は5日までに、青森県内の9月の経済概況を発表した。新型コロナウイルスの影響を受ける八戸地区の経済は依然として上向く気配は見えず、個人消費は回復の契機を欠く。消費増税直前の駆け込み需要が好調だった前年同月との比較では、八戸市内の大型小売店5店舗の売り上げは24・8%減と大きく落ち込んだ。テナント退店に伴うセールが8月までに終了したことも響いた。青森地区も衣料品を中心に前年実績を下回り、青森市内の大型小売店2店舗の売上高は23・4%減だった。[br][br] 【水産加工】サバやイカの缶詰製品の売り上げは安定。一方、サンマ缶詰は原材料の調達が難しく、生産や販売の動きは鈍い。[br][br] 【建設業】新規受注高を見ると、八戸建設業協会の官公庁工事は16億5千万円(前年同月比47・6%減)にダウン。青森県発注による道路舗装工事や橋りょう補修工事、八戸市発注の下水道整備工事などがあったが、受注件数が多かった前年からほぼ半減した。[br][br] 八戸地区6社の官公庁工事は18億300万円(12・0%減)、受注件数が低調だった民間工事は2800万円(90・6%減)に落ち込んだ。 十和田地区5社は、官公庁工事が26億6400万円(245・6%増)に伸長した半面、民間工事は18億円(33・1%減)と前年実績を下回った。[br][br] 青森地区5社は、官公庁工事が3億6400万円(433・7%増)に大きく伸びたが、民間工事は1億5800万円(46・1%減)に減少した。[br][br] 【鉄工業】八戸地区8社の新規受注高は鉄骨工事が1億3800万円、製缶工事が5700万円だった。