【新型コロナ】入居型施設で新たに5人 八戸2例目のクラスター

青森県などは4日、県内で新型コロナウイルスの感染者計11人を確認したと発表した。うち5人は既に2人の感染が確認されている八戸市の入居型施設で暮らしていた。同施設内の感染者は計7人となり、市などは「クラスター(感染者集団)が発生した」と断定。.....
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 青森県などは4日、県内で新型コロナウイルスの感染者計11人を確認したと発表した。うち5人は既に2人の感染が確認されている八戸市の入居型施設で暮らしていた。同施設内の感染者は計7人となり、市などは「クラスター(感染者集団)が発生した」と断定。市内でクラスターが発生したのは通所型介護施設に続き2例目となった。10月30日以降、市内での感染確認は計17人となり、県内での感染者は累計256人となった。[br][br] 市によると、クラスターが発生した入居型施設は、同市西白山台6丁目のサービス付き高齢者向け住宅「ファインスカイ」。市は施設名を公表した理由について「入所者が別の介護サービスを受けていることが考えられる。全てを把握するに至っておらず、広く注意喚起を図るため」と説明した。[br][br] 同施設では4日までに入居者2人の感染が判明しており、市は状況把握のため、職員と入居者全員のPCR検査を実施。同日、新たにいずれも80代以上の女性入居者5人の感染が確認された。現段階で重症者はいないが、全員が入院する方向で調整している。[br][br] 同日時点で同施設の職員は13人中3人、入居者は39人中26人が検査を終了。残る23人の結果は5日にも判明する見通し。[br][br] 一方、市は1日にクラスターの発生が確認された同市糠塚下屋敷の通所型介護施設「デイサービスセンターひまわり苑」の利用者について、まだ約30人の検査結果が出ていないと説明。5日以降、順次判明するとした。[br][br] 市内で2例目のクラスターが発生したことについて、4日に市庁で会見した小林眞市長は「感染者らの行動歴を調査し、必要があれば検査対象を広げるが、広がりはある程度把握できる」と強調。現段階では経済活動の制限などを行わない方針を示した。[br][br] 県庁での会見で、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「施設という閉じられた空間のため、ほぼ100%経路を追うことができる」と述べた。[br][br] 県内でほかに感染が確認されたのは、弘前、青森市保健所管内の計6人。ほとんどが弘前市の飲食店で発生したクラスター関連とみられる。